プロデュース会社と結婚式場の違いは?仕事内容、向いている人、役立つ資格を紹介します

22014100_s.jpg

ブライダル関連の仕事を調べていると、「プロデュース会社」という言葉を目にすることがあります。ですが、プロデュース会社とはいったい何なのか、はっきりとは知らない方も多いのではないでしょうか。


この記事では、結婚式のプロデュース会社について、特徴や仕事内容、向いている人、プロデュース会社で働くために役立つ資格などを紹介します。




結婚式のプロデュース会社とは

結婚式のプロデュース会社(以下、プロデュース会社)とは、さまざまな会場と提携し、場所を借りる形で結婚式を企画・運営する企業です。


ホテルや結婚式場との大きな違いは、会場施設を自社で持たないこと。プロデュース会社では、挙式・披露宴に使われる施設を、提携する他企業からレンタルする形で、新郎新婦に提供します。


この方法では、新郎新婦は会場より先に「どんな式にしたいか」を決めた上で、プランに合わせて式場選びをすることが可能です。


プロデュース会社で働くウェディングプランナーは、複数の式場から、新郎新婦の希望に合った式場を提案することになります。企画力、創造性、会場との交渉力など、幅広い範囲で腕の見せどころがある職場です。




プロデュース会社の特徴はさまざま

プロデュース会社と一口に言っても、一社ごとに得意分野や個性が大きく異なります。


一般的に、ホテルや結婚式場は大きな組織になることがほとんどですが、プロデュース会社の規模は大小さまざまです。式場の維持費やそこで働く人員コストがかからないため、ウェディングプランナーが個人で開業することもできます。


実際に、全国に支店を持つ大手から、フリーランスのプランナーが一人で切り盛りする個人事務所まで、世の中には多彩なプロデュース会社が存在しています。


また、プロデュース会社は、得意分野もさまざまです。たとえば、海外ウェディングを専門に扱う会社、地域密着型で独自のコネクションを持つ会社、創造的なオリジナルウェディングを得意とする会社、低価格に抑えられるプランを得意とする会社、などです。


プランナーとして働く側にも、「おしゃれな海外ウェディングを企画できるプランナーになりたい」という人、「低価格でも感動的な式をつくるお手伝いをしたい」という人など、色々な方がいるでしょう。


プロデュース会社で働く際は、自分のやりたいことができる会社を選ぶことが大切になります。自分がどんなプランナーになりたいのかを考え、その分野が得意な会社を選ぶようにしましょう。




プロデュース会社の仕事内容

プロデュース会社で働くウェディングプランナーの、主な仕事内容をご紹介します。



1.結婚式の企画・プロデュース

ウェディングプランナーとしての基本業務は、結婚式(挙式・披露宴)の企画・プロデュースを行うことです。


まずは新郎新婦の要望をよくヒアリングし、希望する結婚式の形や規模、予算などを把握します。その要望をもとに、式次第、演出、衣装、料理の内容、引き出物など、具体的な内容を提案し、形にしていきます。


多くのカップルは「こんな式にしたい」という漠然としたイメージはあっても、明確な理想の形はなかなか定まらないものです。ウェディングプランナーには、新郎新婦の要望をしっかりと引き出すリアリング能力や、あいまいなイメージを具体的なプランに変える企画力が求められます。



2.会場、スタッフの手配

結婚式のプランをすり合わせたら、今度は式場やスタッフの手配です。会場を確実に押さえることはもちろん、当日の式がスムーズに行えるよう、会場側との打ち合わせを行います。


また、照明や音響など、式の演出を行うために必要な外部の業者・スタッフの手配も行います。


どちらの場合も意識したいのは、新郎新婦の要望を、会場側やスタッフにもしっかり把握してもらうことです。大切なハレの日が素晴らしいものになるよう、新郎新婦と会場・スタッフとをつなぐ橋渡し役として、要望を的確に伝えるコミュニケーション能力が求められます。



3.提携先への巡回営業、新規開拓

提携している企業への巡回営業や、新規開拓の交渉などを行う場合もあります。とくに小さなプロデュース会社では、プランナー自身が既存提携先へのフォローアップを行ったり、新規開拓を担当したりするケースも珍しくありません。


主な営業先は、結婚式場やレストラン、神社といった会場提供施設です。新郎新婦の要望によっては、新たな会場との交渉も行います。


また、新郎新婦とプロデュース会社をつなぐブライダルカウンター、式に必要な外部業者などに営業をかける場合もあります。




プロデュース会社に向いている人

プロデュース会社で働くのに向いているのは、次のような人です。



1.企画力を活かしたい・磨きたい人

新郎新婦の要望に合わせたプランを提供するのが、ウェディングプランナーの仕事です。中でもプロデュース会社のプランナーは、特定の会場ではなく、さまざまな式場に合わせて演出を練ることになります。


企画力に自信がある人や「磨いていきたい」と考えている人にとっては、やりがいの大きい職場と言えるでしょう。



2.チャレンジをしたい人

オリジナリティを重視するプロデュース会社では、既存の枠にとらわれない、新郎新婦の個性に合わせたプランニングが求められます。「創造性を活かしてチャレンジし続けたい」という人は、そうしたプロデュース会社を選ぶと良いでしょう。


また、「海外ウェディングに携わりたい」という人は、海外を中心に扱うプロデュース会社を選ぶことが大切です。いずれの場合も、自分がチャレンジしたい内容に沿って、プロデュース会社を見極める必要があります。



3.独立を視野に入れている人

プロデュース会社の多くは、少数精鋭(もしくは社長のみ)の小規模な組織です。こうした小規模なプロデュース会社は、フリーランスとして独立したプランナーが起業した会社であることも少なくありません。


「将来フリーランスとして活躍したい」と考えている人にとっては、実際に起業して活躍するフリーランスの仕事を間近に見て学ぶ、大きなチャンスとなるでしょう。




プロデュース会社で働くには?役立つ資格は?

ウェディングプランナーとして働くために、法律で定められた資格や免許はありません。ただし、プランナーとしての知識やスキルを証明するためには、民間の資格を取得しておくと役立ちます。


◆ウェディングプランナーに役立つ資格

  • ブライダルコーディネート技能検定(BIA)※国家検定
  • ウェディングプランナー日本資格(IWPA)
  • ウェディングプランナー資格(JADP) など

これらの資格は、実際の業務に役立つことはもちろん、プロデュース会社の求人に応募する際にも有利に働きます。


▼資格については、こちらの記事もご参照ください。

ブライダル関連のお仕事に役立つ資格や検定を紹介します


プロデュース会社にはそれぞれ得意分野がありますので、応募の際には、自分のやりたい仕事に合った会社を選びましょう。

22014100_s.jpg

ブライダル関連の仕事を調べていると、「プロデュース会社」という言葉を目にすることがあります。ですが、プロデュース会社とはいったい何なのか、はっきりとは知らない方も多いのではないでしょうか。


この記事では、結婚式のプロデュース会社について、特徴や仕事内容、向いている人、プロデュース会社で働くために役立つ資格などを紹介します。




結婚式のプロデュース会社とは

結婚式のプロデュース会社(以下、プロデュース会社)とは、さまざまな会場と提携し、場所を借りる形で結婚式を企画・運営する企業です。


ホテルや結婚式場との大きな違いは、会場施設を自社で持たないこと。プロデュース会社では、挙式・披露宴に使われる施設を、提携する他企業からレンタルする形で、新郎新婦に提供します。


この方法では、新郎新婦は会場より先に「どんな式にしたいか」を決めた上で、プランに合わせて式場選びをすることが可能です。


プロデュース会社で働くウェディングプランナーは、複数の式場から、新郎新婦の希望に合った式場を提案することになります。企画力、創造性、会場との交渉力など、幅広い範囲で腕の見せどころがある職場です。




プロデュース会社の特徴はさまざま

プロデュース会社と一口に言っても、一社ごとに得意分野や個性が大きく異なります。


一般的に、ホテルや結婚式場は大きな組織になることがほとんどですが、プロデュース会社の規模は大小さまざまです。式場の維持費やそこで働く人員コストがかからないため、ウェディングプランナーが個人で開業することもできます。


実際に、全国に支店を持つ大手から、フリーランスのプランナーが一人で切り盛りする個人事務所まで、世の中には多彩なプロデュース会社が存在しています。


また、プロデュース会社は、得意分野もさまざまです。たとえば、海外ウェディングを専門に扱う会社、地域密着型で独自のコネクションを持つ会社、創造的なオリジナルウェディングを得意とする会社、低価格に抑えられるプランを得意とする会社、などです。


プランナーとして働く側にも、「おしゃれな海外ウェディングを企画できるプランナーになりたい」という人、「低価格でも感動的な式をつくるお手伝いをしたい」という人など、色々な方がいるでしょう。


プロデュース会社で働く際は、自分のやりたいことができる会社を選ぶことが大切になります。自分がどんなプランナーになりたいのかを考え、その分野が得意な会社を選ぶようにしましょう。




プロデュース会社の仕事内容

プロデュース会社で働くウェディングプランナーの、主な仕事内容をご紹介します。



1.結婚式の企画・プロデュース

ウェディングプランナーとしての基本業務は、結婚式(挙式・披露宴)の企画・プロデュースを行うことです。


まずは新郎新婦の要望をよくヒアリングし、希望する結婚式の形や規模、予算などを把握します。その要望をもとに、式次第、演出、衣装、料理の内容、引き出物など、具体的な内容を提案し、形にしていきます。


多くのカップルは「こんな式にしたい」という漠然としたイメージはあっても、明確な理想の形はなかなか定まらないものです。ウェディングプランナーには、新郎新婦の要望をしっかりと引き出すリアリング能力や、あいまいなイメージを具体的なプランに変える企画力が求められます。



2.会場、スタッフの手配

結婚式のプランをすり合わせたら、今度は式場やスタッフの手配です。会場を確実に押さえることはもちろん、当日の式がスムーズに行えるよう、会場側との打ち合わせを行います。


また、照明や音響など、式の演出を行うために必要な外部の業者・スタッフの手配も行います。


どちらの場合も意識したいのは、新郎新婦の要望を、会場側やスタッフにもしっかり把握してもらうことです。大切なハレの日が素晴らしいものになるよう、新郎新婦と会場・スタッフとをつなぐ橋渡し役として、要望を的確に伝えるコミュニケーション能力が求められます。



3.提携先への巡回営業、新規開拓

提携している企業への巡回営業や、新規開拓の交渉などを行う場合もあります。とくに小さなプロデュース会社では、プランナー自身が既存提携先へのフォローアップを行ったり、新規開拓を担当したりするケースも珍しくありません。


主な営業先は、結婚式場やレストラン、神社といった会場提供施設です。新郎新婦の要望によっては、新たな会場との交渉も行います。


また、新郎新婦とプロデュース会社をつなぐブライダルカウンター、式に必要な外部業者などに営業をかける場合もあります。




プロデュース会社に向いている人

プロデュース会社で働くのに向いているのは、次のような人です。



1.企画力を活かしたい・磨きたい人

新郎新婦の要望に合わせたプランを提供するのが、ウェディングプランナーの仕事です。中でもプロデュース会社のプランナーは、特定の会場ではなく、さまざまな式場に合わせて演出を練ることになります。


企画力に自信がある人や「磨いていきたい」と考えている人にとっては、やりがいの大きい職場と言えるでしょう。



2.チャレンジをしたい人

オリジナリティを重視するプロデュース会社では、既存の枠にとらわれない、新郎新婦の個性に合わせたプランニングが求められます。「創造性を活かしてチャレンジし続けたい」という人は、そうしたプロデュース会社を選ぶと良いでしょう。


また、「海外ウェディングに携わりたい」という人は、海外を中心に扱うプロデュース会社を選ぶことが大切です。いずれの場合も、自分がチャレンジしたい内容に沿って、プロデュース会社を見極める必要があります。



3.独立を視野に入れている人

プロデュース会社の多くは、少数精鋭(もしくは社長のみ)の小規模な組織です。こうした小規模なプロデュース会社は、フリーランスとして独立したプランナーが起業した会社であることも少なくありません。


「将来フリーランスとして活躍したい」と考えている人にとっては、実際に起業して活躍するフリーランスの仕事を間近に見て学ぶ、大きなチャンスとなるでしょう。




プロデュース会社で働くには?役立つ資格は?

ウェディングプランナーとして働くために、法律で定められた資格や免許はありません。ただし、プランナーとしての知識やスキルを証明するためには、民間の資格を取得しておくと役立ちます。


◆ウェディングプランナーに役立つ資格

  • ブライダルコーディネート技能検定(BIA)※国家検定
  • ウェディングプランナー日本資格(IWPA)
  • ウェディングプランナー資格(JADP) など

これらの資格は、実際の業務に役立つことはもちろん、プロデュース会社の求人に応募する際にも有利に働きます。


▼資格については、こちらの記事もご参照ください。

ブライダル関連のお仕事に役立つ資格や検定を紹介します


プロデュース会社にはそれぞれ得意分野がありますので、応募の際には、自分のやりたい仕事に合った会社を選びましょう。

カテゴリー

東京YMCA国際ホテル専門学校 学校説明会
学校説明会|体験入学
学校説明会|体験入学