ホテル業界用語・専門用語集(五十音順)

4294423_s.jpg

ホテル業界には、スタッフ間で使われる専門用語がたくさんあります。ホテルマンを目指す方や、現在ホテルマンとして働いている方のために、ホテル業界の専門用語を五十音順で解説します。

(※新しいワードを続々追加中です)

あ行

アーリーチェックイン

(あーりーちぇっくいん)

通常のチェックイン時刻よりも早い時刻に、客室に入ることができるサービスのこと。事前に部屋の準備が必要となるため、アーリーチェックインの可否は、ホテルの空室状況や予約プランなどにより異なります。ゲストにとって便利なサービスであり、予約プランにあらかじめ組み込まれているケースもあります。

アサイン

(あさいん)

「ルームアサイン」の略で、ホテルの客室を宿泊客に割り当てることを指します。アサインは、顧客満足度を左右する重要な仕事の1つです。ゲストの属性、利用目的、それぞれの客室の位置や種類、予約状況などを総合して、ゲストのニーズや期待に沿う最適な部屋を選ぶことで、効率的な運営と顧客満足度の向上に寄与することが可能です。

アテンド

(あてんど)

接客や付き添いを意味する言葉。ホテルにおける「アテンド」は、主にお客さまに対してご案内やエスコートをする業務を指します。お客さまを送迎する際や、受付対応を行う際、レストランでお席までご案内する際など、ホテルの仕事では様々な場面でアテンド業務が発生します。

アメニティ

(あめにてぃ)

英語の「amenity」は、「(場所や気候などの)心地よさ、快適さ、快適な環境」を表す言葉です。日本では、主にホテルや旅館で宿泊客に配布される無料の消耗品(シャンプー・リンス、石鹸、歯ブラシ、使い捨てのクシやスリッパなど)を総称して「アメニティ」と呼ぶのが一般的です。

インスペクション

(いんすぺくしょん)

インスペクション(inspection)は、英語で「精査、点検、視察」などの意味を持つ言葉で、ホテル業界では主に客室内の点検を意味する「ルーム・インスペクション」の略称として用いられます。客室を清掃した後、室内が隅々まで清潔に保たれているか、また設備の異常や備品の不足がないか、といったことをチェックする業務です。清掃スタッフとは別のスタッフが担当することも多く、ホテルによっては専門のインスペクターを置いている場合もあります。

インバウンド

(いんばうんど)

「インバウンド」とは、外から中に入ってくるという意味で、観光業界やホテル業界では、外国人が自国に訪れてくる旅行のことを意味します。日本においては、海外からの訪日観光客や訪日観光旅行そのものを指します。インバウンド関連の需要は、観光業界における大きな要素の1つとして注目されています。

オフシーズン

(おふしーずん)

観光地やホテルにおいて、訪れる人やお客様が少なくなる時期(閑散期)を指します。ホテル経営にとってオフシーズン対策は重要な課題であり、宿泊プランの見直しやプロモーション活動の強化など、ゲストを呼び込む施策が行われます。また、この時期にスタッフのトレーニングや施設のメンテナンスを集中して行うケースもあります。

オンシーズン

(おんしーずん)

観光地やホテルにおいて、訪れる人やお客様が多くなる時期(繁忙期)を指します。オンシーズンはホテルの収益が最も高くなる時期であり、質の高いサービスを提供することでリピーターを増やすチャンスでもあります。多くのホテルでは、予約が増加するこの時期に備えて、スタッフの増員やサービス強化が行われます。

か行

コンシェルジュ

(こんしぇるじゅ)

宿泊客のリクエストに応じて、臨機応変な対応を行う専任スタッフのこと。客室にまつわる困りごとを解決するだけでなく、周辺の飲食店等のご案内・予約、観光プランづくりの相談やチケットの手配など、お客さまのご要望に沿ったあらゆる業務を行います。(ホテルによっては、フロントスタッフが「コンシェルジュ」を兼ねる場合もあります。)

さ行

宿泊税

(しゅくはくぜい)

東京都、大阪府、京都市など、特定の地域で実施されている地方税の一種。ホテルや旅館に宿泊する際にゲストが支払う税金で、地域によって税率や非課税の条件が異なります。宿泊税は、観光資源の保護や景観維持、治安維持などに使われることが多く、ホテル従業員は正確に徴収することが求められます。

スチュワード

(すちゅわーど)

ホテルやレストランで使う食器類(皿、グラス、シルバーなど)を維持・管理するスタッフのこと。通常のレストラン営業はもちろん、披露宴などのパーティで使用する大量の食器の管理も重要な業務です。ホテルで使われる食器には高価な品も多く、素材や性質ごとに適切な管理方法が異なるため、スチュワードには食器に関する高い専門知識が求められます。

た行

チェックアウト

(ちぇっくあうと)

宿泊客が、ホテルを退出する際に行う手続きのこと。お客様は宿泊料金を精算し、ホテル側(主にフロントスタッフ)はルームキーの回収やお見送りなどを行います。チェックアウト後には客室の清掃が始まり、次のゲストを迎える準備が整えられます。

チェックイン

(ちぇっくいん)

ホテルに到着した宿泊客が、宿泊手続きを行うこと。フロントスタッフは予約の有無の確認や必要事項の説明を行い、部屋の鍵を渡します。また、法律に基づき、宿泊台帳や宿泊カードにお客様の情報を記入していただきます。チェックイン対応は、ゲストがホテルに抱く第一印象となるため、丁寧かつスムーズに行うことが大切です。

デポジット

(でぽじっと)

保証金、預かり金のこと。代金後払いのサービスにおいて生じ得る「サービスを提供したにもかかわらず、顧客から代金の支払いがない」というトラブルを防ぐために、代金の一部または全部を事前に預かり、支払い時に差し引きして清算を行うシステムです。

ドアパーソン

(どあぱーそん)

ホテルの玄関でゲストを出迎え、車の誘導や荷物のサポートを行うスタッフです。また、タクシーの手配や、道案内などのサービスも提供し、ゲストが快適にホテルを利用できるようサポートします。ドアパーソンはホテルの「顔」として、最初にゲストと接する役割を担います。ホテルの第一印象を決める重要なポジションです。

な行

ノーショー

(のーしょー)

ホテルやレストランなどの予約をしたが、キャンセルの連絡なし(No)に、姿を見せない(Show)現れないお客さまのこと。お客さまが来ないことによる損害は宿泊料金だけでなく、人件費・光熱費等の経費、食材の廃棄コスト、他のお客さまを受け入れられないための機会損失など多岐に渡ります。

は行

ハウスキーピング

(はうすきーぴんぐ)

ハウスキーピングとは、客室や共用スペースを管理・整備するスタッフのことです。ベッドメイキング、バスルームを含む室内の清掃、タオルやアメニティの補充など、ゲストが快適に過ごすための準備やサポートを行います。記念日やVIPゲストをお迎えする客室や、客室以外の共有スペースに至るまでゲストをお迎えするための環境を整えます。

バンケット

(ばんけっと)

宴会や晩餐会を指す言葉。ホテル業界では、宴会そのものを「バンケット」、宴会業務に従事するスタッフを「バンケットスタッフ」と呼びます。ホテルの宴会場では国際会議など大小様々な会議や晩餐会のほか、披露宴では大切なパーティのひとときを心地よく過ごしていただくためなど、内容に合わせたクオリティの高いサービス提供が求められます。

ベルパーソン

(べるぱーそん)

チェックイン、チェックアウト時の荷物の運搬や、客室までゲストを案内し客室設備、館内施設の説明も行います。また、ホテルには客室以外にレストランや宴会場などもあり、様々な目的で来館されたゲストをベルパーソンが中心に対応しています。季節や日ごとのフェアや催事情報、到着予定のVIPゲストの情報などを把握することが大切です。

ま行

や行

ら行

リネン

(りねん)

麻素材の織物を指す、フランス語の「linière(リンネル)」から派生した言葉。ホテルや旅館では、シーツや枕カバー、バスローブ、タオル類、バスマットなど、お客さまに提供される特定の布製品を総称する用語として使われています。

ルームチャージ

(るーむちゃーじ)

ホテルの宿泊料金のうち、人数にかかわらず1室分として請求される料金のこと。もしくは、レストランなどの施設料金を部屋番号に紐づけて、宿泊料金と合算して支払いするシステムのこと。「Room Charge」を略して「R/C」と表記される場合もあります。

わ行

その他

ADR(Average Daily Rate)

「Average Daily Rate(客室平均単価)」の略で、ホテルにおいて「その日に宿泊利用された客室の1室あたりの平均販売額」を指す言葉です。ADRは、「宿泊による売上の合計金額÷販売された客室数」で算出されます。客室の価格を設定する上で目安となる指標であり、時期や市場動向に応じた料金設定の参考としても使用されます。

B&B(Bed and Breakfast

宿泊と朝食がセットになった宿泊施設のこと。もともとは欧米の観光地や田舎町などに多く見られる施設で、宿泊料金に朝食が含まれているため、リーズナブルな施設を求める若者や、個性的な体験を好む旅行者に人気のスタイルです。通常は規模の小さい宿泊施設であることが多く、家庭的な雰囲気の中で、地元の食材を使った料理などを楽しむことができます。

DD(Do not disturb)

「Do not disturb(邪魔しないで)」の略で、客室のドアにゲストが掲示するサインの1つです。部屋の清掃やタオル交換など、ホテルスタッフの入室が必要なサービスを求めないことを伝えるために使用されます。ゲストのプライバシー保護や快適な滞在を確保するための重要な機能です。

GM(General Manager)

「General Manager(総支配人)」の略で、ホテル全体を総括する管理職を指します。「ホテルマネージャー」とも呼ばれます。GMはホテル運営における最高責任者であり、ホテルの日々の運営、サービス品質の維持向上、スタッフのマネジメント、経営戦略の策定、VIP顧客の対応、顧客満足度の向上など多岐にわたる業務を担当します。

MICE(マイス)

「Meeting(会議)」「Incentive Travel(研修・招待旅行)」「ConventionまたはConference(国際会議)」「ExhibitionまたはEvent(展示会)」の頭文字を取った言葉で、国際的なビジネスイベント全般を指します。これらのイベントは開催地周辺に多くの集客を見込めるため、観光産業や地域経済に大きな影響を与えます。ホテル経営においても、重要な市場として注目されています。

4294423_s.jpg

ホテル業界には、スタッフ間で使われる専門用語がたくさんあります。ホテルマンを目指す方や、現在ホテルマンとして働いている方のために、ホテル業界の専門用語を五十音順で解説します。

(※新しいワードを続々追加中です)

あ行

アーリーチェックイン

(あーりーちぇっくいん)

通常のチェックイン時刻よりも早い時刻に、客室に入ることができるサービスのこと。事前に部屋の準備が必要となるため、アーリーチェックインの可否は、ホテルの空室状況や予約プランなどにより異なります。ゲストにとって便利なサービスであり、予約プランにあらかじめ組み込まれているケースもあります。

アサイン

(あさいん)

「ルームアサイン」の略で、ホテルの客室を宿泊客に割り当てることを指します。アサインは、顧客満足度を左右する重要な仕事の1つです。ゲストの属性、利用目的、それぞれの客室の位置や種類、予約状況などを総合して、ゲストのニーズや期待に沿う最適な部屋を選ぶことで、効率的な運営と顧客満足度の向上に寄与することが可能です。

アテンド

(あてんど)

接客や付き添いを意味する言葉。ホテルにおける「アテンド」は、主にお客さまに対してご案内やエスコートをする業務を指します。お客さまを送迎する際や、受付対応を行う際、レストランでお席までご案内する際など、ホテルの仕事では様々な場面でアテンド業務が発生します。

アメニティ

(あめにてぃ)

英語の「amenity」は、「(場所や気候などの)心地よさ、快適さ、快適な環境」を表す言葉です。日本では、主にホテルや旅館で宿泊客に配布される無料の消耗品(シャンプー・リンス、石鹸、歯ブラシ、使い捨てのクシやスリッパなど)を総称して「アメニティ」と呼ぶのが一般的です。

インスペクション

(いんすぺくしょん)

インスペクション(inspection)は、英語で「精査、点検、視察」などの意味を持つ言葉で、ホテル業界では主に客室内の点検を意味する「ルーム・インスペクション」の略称として用いられます。客室を清掃した後、室内が隅々まで清潔に保たれているか、また設備の異常や備品の不足がないか、といったことをチェックする業務です。清掃スタッフとは別のスタッフが担当することも多く、ホテルによっては専門のインスペクターを置いている場合もあります。

インバウンド

(いんばうんど)

「インバウンド」とは、外から中に入ってくるという意味で、観光業界やホテル業界では、外国人が自国に訪れてくる旅行のことを意味します。日本においては、海外からの訪日観光客や訪日観光旅行そのものを指します。インバウンド関連の需要は、観光業界における大きな要素の1つとして注目されています。

オフシーズン

(おふしーずん)

観光地やホテルにおいて、訪れる人やお客様が少なくなる時期(閑散期)を指します。ホテル経営にとってオフシーズン対策は重要な課題であり、宿泊プランの見直しやプロモーション活動の強化など、ゲストを呼び込む施策が行われます。また、この時期にスタッフのトレーニングや施設のメンテナンスを集中して行うケースもあります。

オンシーズン

(おんしーずん)

観光地やホテルにおいて、訪れる人やお客様が多くなる時期(繁忙期)を指します。オンシーズンはホテルの収益が最も高くなる時期であり、質の高いサービスを提供することでリピーターを増やすチャンスでもあります。多くのホテルでは、予約が増加するこの時期に備えて、スタッフの増員やサービス強化が行われます。

か行

コンシェルジュ

(こんしぇるじゅ)

宿泊客のリクエストに応じて、臨機応変な対応を行う専任スタッフのこと。客室にまつわる困りごとを解決するだけでなく、周辺の飲食店等のご案内・予約、観光プランづくりの相談やチケットの手配など、お客さまのご要望に沿ったあらゆる業務を行います。(ホテルによっては、フロントスタッフが「コンシェルジュ」を兼ねる場合もあります。)

さ行

宿泊税

(しゅくはくぜい)

東京都、大阪府、京都市など、特定の地域で実施されている地方税の一種。ホテルや旅館に宿泊する際にゲストが支払う税金で、地域によって税率や非課税の条件が異なります。宿泊税は、観光資源の保護や景観維持、治安維持などに使われることが多く、ホテル従業員は正確に徴収することが求められます。

スチュワード

(すちゅわーど)

ホテルやレストランで使う食器類(皿、グラス、シルバーなど)を維持・管理するスタッフのこと。通常のレストラン営業はもちろん、披露宴などのパーティで使用する大量の食器の管理も重要な業務です。ホテルで使われる食器には高価な品も多く、素材や性質ごとに適切な管理方法が異なるため、スチュワードには食器に関する高い専門知識が求められます。

た行

チェックアウト

(ちぇっくあうと)

宿泊客が、ホテルを退出する際に行う手続きのこと。お客様は宿泊料金を精算し、ホテル側(主にフロントスタッフ)はルームキーの回収やお見送りなどを行います。チェックアウト後には客室の清掃が始まり、次のゲストを迎える準備が整えられます。

チェックイン

(ちぇっくいん)

ホテルに到着した宿泊客が、宿泊手続きを行うこと。フロントスタッフは予約の有無の確認や必要事項の説明を行い、部屋の鍵を渡します。また、法律に基づき、宿泊台帳や宿泊カードにお客様の情報を記入していただきます。チェックイン対応は、ゲストがホテルに抱く第一印象となるため、丁寧かつスムーズに行うことが大切です。

デポジット

(でぽじっと)

保証金、預かり金のこと。代金後払いのサービスにおいて生じ得る「サービスを提供したにもかかわらず、顧客から代金の支払いがない」というトラブルを防ぐために、代金の一部または全部を事前に預かり、支払い時に差し引きして清算を行うシステムです。

ドアパーソン

(どあぱーそん)

ホテルの玄関でゲストを出迎え、車の誘導や荷物のサポートを行うスタッフです。また、タクシーの手配や、道案内などのサービスも提供し、ゲストが快適にホテルを利用できるようサポートします。ドアパーソンはホテルの「顔」として、最初にゲストと接する役割を担います。ホテルの第一印象を決める重要なポジションです。

な行

ノーショー

(のーしょー)

ホテルやレストランなどの予約をしたが、キャンセルの連絡なし(No)に、姿を見せない(Show)現れないお客さまのこと。お客さまが来ないことによる損害は宿泊料金だけでなく、人件費・光熱費等の経費、食材の廃棄コスト、他のお客さまを受け入れられないための機会損失など多岐に渡ります。

は行

ハウスキーピング

(はうすきーぴんぐ)

ハウスキーピングとは、客室や共用スペースを管理・整備するスタッフのことです。ベッドメイキング、バスルームを含む室内の清掃、タオルやアメニティの補充など、ゲストが快適に過ごすための準備やサポートを行います。記念日やVIPゲストをお迎えする客室や、客室以外の共有スペースに至るまでゲストをお迎えするための環境を整えます。

バンケット

(ばんけっと)

宴会や晩餐会を指す言葉。ホテル業界では、宴会そのものを「バンケット」、宴会業務に従事するスタッフを「バンケットスタッフ」と呼びます。ホテルの宴会場では国際会議など大小様々な会議や晩餐会のほか、披露宴では大切なパーティのひとときを心地よく過ごしていただくためなど、内容に合わせたクオリティの高いサービス提供が求められます。

ベルパーソン

(べるぱーそん)

チェックイン、チェックアウト時の荷物の運搬や、客室までゲストを案内し客室設備、館内施設の説明も行います。また、ホテルには客室以外にレストランや宴会場などもあり、様々な目的で来館されたゲストをベルパーソンが中心に対応しています。季節や日ごとのフェアや催事情報、到着予定のVIPゲストの情報などを把握することが大切です。

ま行

や行

ら行

リネン

(りねん)

麻素材の織物を指す、フランス語の「linière(リンネル)」から派生した言葉。ホテルや旅館では、シーツや枕カバー、バスローブ、タオル類、バスマットなど、お客さまに提供される特定の布製品を総称する用語として使われています。

ルームチャージ

(るーむちゃーじ)

ホテルの宿泊料金のうち、人数にかかわらず1室分として請求される料金のこと。もしくは、レストランなどの施設料金を部屋番号に紐づけて、宿泊料金と合算して支払いするシステムのこと。「Room Charge」を略して「R/C」と表記される場合もあります。

わ行

その他

ADR(Average Daily Rate)

「Average Daily Rate(客室平均単価)」の略で、ホテルにおいて「その日に宿泊利用された客室の1室あたりの平均販売額」を指す言葉です。ADRは、「宿泊による売上の合計金額÷販売された客室数」で算出されます。客室の価格を設定する上で目安となる指標であり、時期や市場動向に応じた料金設定の参考としても使用されます。

B&B(Bed and Breakfast

宿泊と朝食がセットになった宿泊施設のこと。もともとは欧米の観光地や田舎町などに多く見られる施設で、宿泊料金に朝食が含まれているため、リーズナブルな施設を求める若者や、個性的な体験を好む旅行者に人気のスタイルです。通常は規模の小さい宿泊施設であることが多く、家庭的な雰囲気の中で、地元の食材を使った料理などを楽しむことができます。

DD(Do not disturb)

「Do not disturb(邪魔しないで)」の略で、客室のドアにゲストが掲示するサインの1つです。部屋の清掃やタオル交換など、ホテルスタッフの入室が必要なサービスを求めないことを伝えるために使用されます。ゲストのプライバシー保護や快適な滞在を確保するための重要な機能です。

GM(General Manager)

「General Manager(総支配人)」の略で、ホテル全体を総括する管理職を指します。「ホテルマネージャー」とも呼ばれます。GMはホテル運営における最高責任者であり、ホテルの日々の運営、サービス品質の維持向上、スタッフのマネジメント、経営戦略の策定、VIP顧客の対応、顧客満足度の向上など多岐にわたる業務を担当します。

MICE(マイス)

「Meeting(会議)」「Incentive Travel(研修・招待旅行)」「ConventionまたはConference(国際会議)」「ExhibitionまたはEvent(展示会)」の頭文字を取った言葉で、国際的なビジネスイベント全般を指します。これらのイベントは開催地周辺に多くの集客を見込めるため、観光産業や地域経済に大きな影響を与えます。ホテル経営においても、重要な市場として注目されています。

カテゴリー

東京YMCA国際ホテル専門学校 学校説明会