コロナ禍に入り、そろそろ2年半が経過しようとしています。新しい生活様式の中で、結婚式のスタイルも様々な変化を遂げました。また、挙式を控えたカップルの思いも、コロナ禍の初期と現在とでは徐々に変化しつつあります。
2022年4月現在、結婚式はどのような形で行われ、新郎新婦はどんな思いを抱いているのでしょうか? 現時点での「結婚式のあり方」について、傾向や変化をまとめてみました。
新型コロナウイルスの存在が発覚した2019年12月から、私たちの生活は大きく変わりました。感染拡大を防ぐため様々な催しが中止になる中、結婚式を断念したカップルも多く存在します。
2020年〜2021年初頭にかけての1年間は、結婚式を中止もしくは延期にするカップルが続出。決断を下した新郎新婦や周囲の人はもちろんのこと、ブライダル業界も大きな打撃を受けました。
その後、世の中では感染拡大を防ぐための方法が少しずつ確立していきます。この頃になると、「3密を避ける」「マスクの装着」「こまめな消毒」といった対策を徹底することで、ライブや演劇などある程度の規模のイベントも開催されるようになってきました。
結婚式に対する新郎新婦や周囲の思いも、この辺りから少しずつ変化していきます。2021年下半期からは、結婚式を実行に移すカップルが増加。とくに2022年に入ってからは全国で式場への予約申込が激増しており、人気のある会場ではすでに年内の予約が取りづらい状況になっています。
コロナ禍突入から2年以上が過ぎた今、結婚式が急増している背景としては、次のようなものが考えられます。
まず、最も大きい理由は、感染対策の方法が世の中に定着してきたことではないでしょうか。安全に結婚式を行うための行動・対策がある程度分かってきたからこそ、「対策を徹底した上でなら」とポジティブに考える人が増えたのではないかと思われます。
また、ここ2年、コロナ禍で結婚式場が実際にどのような対策をとっているのかを目の当たりにし、「こうした対策をとってくれるなら安心かも」という、式場への信頼感が高まったこともあるでしょう。
さらに、コロナ禍の終息がなかなか見えない状況の中、終わりを待つのではなくて「今できることは何か」という考え方にシフトしたカップルも多く見られます。
延期した結婚式をあらためて考えるカップルにも、新たに結婚を決断したカップルにも、「withコロナでもできること」を試行錯誤しながら、挙式・披露宴を執り行う人が増えているのです。
2022年の結婚式では、実際にどのような感染対策が行われ、どんな変化が起きているのでしょうか? 主な事例を見てみましょう。
挙式や披露宴・ウェディングパーティーに招待するゲストの人数を、最小限に絞り込むスタイルが一般的になりつつあります。もともと「少人数での挙式・披露宴」は増加傾向にありましたが、コロナ禍でその人気がさらに高まっています。
少人数でも広めの会場で執り行う、ガーデンウェディングで3密を回避するなど、ソーシャルディスタンスを意識した会場選びが定番化しつつあります。
会場の「密」を避けることはもちろん、「引き出物を宅配にする・二次元バーコード形式のカタログにする」「プチギフトを手渡しせずゲストにピックアップしてもらう」といった、非接触スタイルのための工夫が広がっています。
マスクケースやアルコール消毒液をプチギフトとしてゲストに配ったり、会話するとき口元にあてるフォトプロップスを用意したりといった工夫が、次々に生まれています。
ゲストに送る招待状に感染対策を明記し、安心して参加してもらえるようにする気配りも広がっています。また、招待状そのものをweb形式にして、個人の持つスマホ上で完結できるよう工夫するカップルも増えています。
新郎新婦にもゲストにも安心して結婚式を行っていただくためには、ホテル・式場スタッフの側にも工夫と配慮が必要です。
まず、当然のことながら、スタッフひとりひとりが感染予防を徹底しすること。その上で、会場にできるだけ多くのアルコール消毒液を設置したり、しっかりと換気できる仕組みを意識したりといった基本的な対策は必須です。
また、挙式を予定しているカップルに対して、どんな対策を行うべきか提案することも大切でしょう。たとえば、テーブルに設置するパーテーションの詳細や、ビュッフェではなくプレート形式での料理提供、オンライン打ち合わせの積極的な導入など、会場側から提案できることは多数あります。
新郎新婦やゲストが「いい結婚式だったな」と思えるのは、そこに安全があってこそです。ホテル・式場のスタッフとしては、変化に機敏に対応しつつ、安全対策最優先で結婚式をお手伝いしていきましょう。
コロナ禍に入り、そろそろ2年半が経過しようとしています。新しい生活様式の中で、結婚式のスタイルも様々な変化を遂げました。また、挙式を控えたカップルの思いも、コロナ禍の初期と現在とでは徐々に変化しつつあります。
2022年4月現在、結婚式はどのような形で行われ、新郎新婦はどんな思いを抱いているのでしょうか? 現時点での「結婚式のあり方」について、傾向や変化をまとめてみました。
新型コロナウイルスの存在が発覚した2019年12月から、私たちの生活は大きく変わりました。感染拡大を防ぐため様々な催しが中止になる中、結婚式を断念したカップルも多く存在します。
2020年〜2021年初頭にかけての1年間は、結婚式を中止もしくは延期にするカップルが続出。決断を下した新郎新婦や周囲の人はもちろんのこと、ブライダル業界も大きな打撃を受けました。
その後、世の中では感染拡大を防ぐための方法が少しずつ確立していきます。この頃になると、「3密を避ける」「マスクの装着」「こまめな消毒」といった対策を徹底することで、ライブや演劇などある程度の規模のイベントも開催されるようになってきました。
結婚式に対する新郎新婦や周囲の思いも、この辺りから少しずつ変化していきます。2021年下半期からは、結婚式を実行に移すカップルが増加。とくに2022年に入ってからは全国で式場への予約申込が激増しており、人気のある会場ではすでに年内の予約が取りづらい状況になっています。
コロナ禍突入から2年以上が過ぎた今、結婚式が急増している背景としては、次のようなものが考えられます。
まず、最も大きい理由は、感染対策の方法が世の中に定着してきたことではないでしょうか。安全に結婚式を行うための行動・対策がある程度分かってきたからこそ、「対策を徹底した上でなら」とポジティブに考える人が増えたのではないかと思われます。
また、ここ2年、コロナ禍で結婚式場が実際にどのような対策をとっているのかを目の当たりにし、「こうした対策をとってくれるなら安心かも」という、式場への信頼感が高まったこともあるでしょう。
さらに、コロナ禍の終息がなかなか見えない状況の中、終わりを待つのではなくて「今できることは何か」という考え方にシフトしたカップルも多く見られます。
延期した結婚式をあらためて考えるカップルにも、新たに結婚を決断したカップルにも、「withコロナでもできること」を試行錯誤しながら、挙式・披露宴を執り行う人が増えているのです。
2022年の結婚式では、実際にどのような感染対策が行われ、どんな変化が起きているのでしょうか? 主な事例を見てみましょう。
挙式や披露宴・ウェディングパーティーに招待するゲストの人数を、最小限に絞り込むスタイルが一般的になりつつあります。もともと「少人数での挙式・披露宴」は増加傾向にありましたが、コロナ禍でその人気がさらに高まっています。
少人数でも広めの会場で執り行う、ガーデンウェディングで3密を回避するなど、ソーシャルディスタンスを意識した会場選びが定番化しつつあります。
会場の「密」を避けることはもちろん、「引き出物を宅配にする・二次元バーコード形式のカタログにする」「プチギフトを手渡しせずゲストにピックアップしてもらう」といった、非接触スタイルのための工夫が広がっています。
マスクケースやアルコール消毒液をプチギフトとしてゲストに配ったり、会話するとき口元にあてるフォトプロップスを用意したりといった工夫が、次々に生まれています。
ゲストに送る招待状に感染対策を明記し、安心して参加してもらえるようにする気配りも広がっています。また、招待状そのものをweb形式にして、個人の持つスマホ上で完結できるよう工夫するカップルも増えています。
新郎新婦にもゲストにも安心して結婚式を行っていただくためには、ホテル・式場スタッフの側にも工夫と配慮が必要です。
まず、当然のことながら、スタッフひとりひとりが感染予防を徹底しすること。その上で、会場にできるだけ多くのアルコール消毒液を設置したり、しっかりと換気できる仕組みを意識したりといった基本的な対策は必須です。
また、挙式を予定しているカップルに対して、どんな対策を行うべきか提案することも大切でしょう。たとえば、テーブルに設置するパーテーションの詳細や、ビュッフェではなくプレート形式での料理提供、オンライン打ち合わせの積極的な導入など、会場側から提案できることは多数あります。
新郎新婦やゲストが「いい結婚式だったな」と思えるのは、そこに安全があってこそです。ホテル・式場のスタッフとしては、変化に機敏に対応しつつ、安全対策最優先で結婚式をお手伝いしていきましょう。