「ナイトウェディング」とは?夜の結婚式ならではの魅力と成功のポイント
「結婚式といえば、陽のさす明るい昼間に行われるもの」という印象を持つ方も多いのではないでしょうか。しかし近年は、夕方から夜にかけて行う「ナイトウェディング」というスタイルが選ばれることも増えています。
太陽の光の変化や夜景など、景色が刻々と変わる夜の時間帯は、空間の使い方次第で「昼とは異なる魅力」を引き出すことが可能です。
この記事では、ナイトウェディングの基礎知識から、魅力やメリット、そして現場で求められる準備や配慮について、分かりやすく解説します。
「ナイトウェディング」とは?
ナイトウェディングとは、一般的に16〜17時頃に挙式を行い、その後の「夜の時間帯」に披露宴を開く結婚式のことです。式の最中に夕暮れから夜景へと移り変わる時間を楽しめる点が特徴で、披露宴のお開きは20〜21時頃が目安となります。
昼間の結婚式が、自然光に包まれた爽やかな雰囲気であるのに対し、ナイトウェディングは照明や夜景を活かした落ち着きのある印象にしやすいところがポイントです。また、会場や日程によっては、昼の時間帯よりも式の費用を抑えられる場合や、人気の吉日でも予約が取りやすいケースも見られます。
とくにホテルで実施される結婚式は、ナイトウェディングとの相性がよいと言えます。それは、ホテルの高層階からの夜景そのものが、特別なおもてなしとなるため。そして、披露宴後にそのままが可能であることも、ゲストに安心感を与える要素の一つとなります。
「ナイトウェディング」の魅力とメリット
ナイトウェディングの魅力やメリットは、主に次のようなものです。
落ち着いた雰囲気をつくりやすい
会場の装飾や演出として、キャンドルやライトアップを活用することで、光と影のバランスがとれた大人っぽい空間を演出できます。
ゆとりのある一日を過ごせる
夕方スタートのため、ゲストは朝から慌ただしく準備する必要がなく、比較的ゆとりのあるスケジュールで式に参加できます。また、ディナータイムに自然な流れで食事とお酒を楽しめることも、ゲストに喜ばれるポイントです。
印象に残る演出がしやすい
夜は、花火やプロジェクションマッピング、LEDを駆使した演出など、光を使った仕掛けを取り入れやすい時間帯です。新郎新婦とゲストの記憶に残る印象的な演出の幅が広がります。
夜景という付加価値
ナイトウェディングでは、カーテンオープンによって見える夜景そのものがロマンティックな演出となります。とりわけ会場が高層階の場合の眺めは、記憶に残る体験としてゲストからも喜ばれやすいでしょう。
夜だからこそ映える「ナイトウェディング」の光の演出例
夜の時間帯ならではの魅力を、より効果的に叶えてくれるのが光の演出です。ナイトウェディングでは、「光をどう使うか」を設計しやすいため、演出の幅が大きく広がります。
例1:キャンドル演出
キャンドルは、とくに屋外会場やガーデンウェディングにおいて、ナイトウェディングを象徴する存在となります。バージンロードやテーブルに灯るキャンドルの光は、会場全体を落ち着いた雰囲気で包み込んでくれます。また、ゲスト同士で火をつなぐ「キャンドルリレー」や、両家の結びつきを表す「ユニティキャンドル」のセレモニーは、灯りが増えていく過程そのものが意味を持つ演出として、記憶に残りやすいでしょう。
例2:ライトアップ・照明演出
夕暮れから夜へ移ろう雰囲気を、視覚的に演出できる点も夜ならではの魅力です。時刻に合わせて、外観や会場内の照明を段階的に変化させることで、時間の流れを感じさせることができます。
例3:夜景・映像を活かした演出
夜景と乾杯を組み合わせた演出や映像を活かした演出は、写真映えするだけでなく「特別な瞬間」として、人の記憶にも残りやすいものです。乾杯のタイミングでカーテンを開けて夜景を見せたり、特別な映像やプロジェクションマッピングを披露したりするなど、新郎新婦の希望に合わせてさまざまな演出が考えられます。
スタッフが知っておきたい準備と配慮のポイント
ナイトウェディングには、夜ならではの魅力がありますが、その分、時間帯特有の準備と配慮が欠かせません。昼間の結婚式と同じ進行では対応しきれない点も多いため、プランナーやスタッフにとっては事前準備が重要となります。
まず意識したいのが、式の進行設計と時間管理の工夫です。ナイトウェディングでは、披露宴が20〜21時頃にお開きとなることが多いため、ゲストの終電や帰宅時間を見据えた厳密なスケジュール管理が求められます。
また、夕暮れから夜景へと移る「マジックアワー」は、写真撮影や演出の見せ場となります。この時間帯を外さないよう式を進行するために、分単位での進行調整が必要です。
また、安全管理も重要なポイントです。会場が暗くなることで、足元の段差などが見えにくくなることを配慮しましょう。駐車場から会場までの照明確認や、屋外スペースの視認性の確保も欠かせません。とくに高齢者や子ども連れのゲストがいる場合は、より緻密な配慮が必要となります。
加えて、ゲストへの実務的な配慮も欠かせません。夜は昼間に比べて冷え込みやすいため、屋外演出を行う場合にはブランケットやカイロなどの防寒対策を用意すると安心です。また、夜の結婚式では服装に迷うゲストも多くなります。「平服可」などのドレスコードを、事前に案内しておきましょう。
ナイトウェディングの印象的な雰囲気は、こうした細やかな準備や、安全面への配慮によって支えられています。見えにくい部分にも気を配り、新郎新婦とゲストの双方にとって、満足度の高い結婚式をつくりあげていきましょう。