ウェディング、トレンドを押さえた挙式のポイントは?ドレス選びからコロナの影響まで

結婚式は、一生の思い出に残る晴れ舞台。「とびきり素敵なものにしたい!」という思いは、どのカップルも抱いているのではないでしょうか。
そんな結婚式にも、じつは年代やシーズンごとの流行、すなわち「トレンド」が存在します。
トレンドを取り入れて最高の結婚式(挙式・披露宴)を実現させるには、どんなポイントを押さえておけば良いのでしょうか? 今回は、ウェディングのトレンドについて解説していきます。
目次
ウェディングにおけるトレンドとは?
ファッションやヘアスタイルと同じように、ウェディング・シーンにもトレンドがあります。
トレンドは、そのときどきの時代を反映する鏡。ウェディングにおけるトレンドは、ドレスの色や形に代表される「花嫁の出で立ち」から、挙式・披露宴のスタイル、式次第の内容など、多岐にわたるものです。
一番大切なのは、主役のカップルが自分たちらしくあること。とくに、花嫁のドレスやヘアスタイルは、花嫁自身の個性を活かすものを選ぶことが重要です。
その上で、さらに旬のトレンドを取り入れることができれば、ゲストの心にも残る素敵なお式になるでしょう。
トレンドを押さえるためのチェックポイント
トレンドは、シーズンごとに少しずつ変化していきます。リアルなトレンドを把握するためには、やはりプロに聞くのが一番です。
信頼できるコーディネーターやコンサルタントがいる方は、ぜひ直接話を聞いてみてください。
「何から質問をしたらいいか分からない」と迷ってしまったら、次のような項目から切り出してみてはいかがでしょうか。
ウェディングにまつわるトレンドの例
- ウェディングドレスのトレンド
- カラードレスのトレンド
- 挙式スタイルのトレンド
- 会場のトレンド
- 装花のトレンド など
たとえば、ウェディングドレスのシルエットや素材感、カラードレスの色選び、近年見かける挙式スタイルの変化など。
こうした項目について、プランナーさんに細かく相談をしていくうちに、自分たちらしいスタイルが見えてくるかもしれません。
また、今はInstagramがトレンドを知る一番の材料でもあります。Instagramから"#トレンドドレス"で検索し、お気に入りのドレスを見つけてみるのもオススメです。
さらに、ニューヨークなどで行われる「ブライダルファッションウィーク」を、ネット上でチェックしてみるのも良いでしょう。
これは、ウェディング業界の国際的な大イベントで、世界を代表する数々のブランドのウェディングドレス・コレクションなど、最旬トレンドに触れることができます。
ウェディングドレスのトレンド|2020年〜2021年版
ではここで、2020年〜2021年春夏にかけてのドレスの代表的なトレンドを、シルエットとカラーに分けてご紹介しましょう。
ドレスのトレンド|シルエット編
花嫁といえば、ウェディングドレス。そのシルエットにも流行があります。
「ウェディングドレスのシルエット」のトレンド
- 泡のようなひだ飾りが特徴的な「ラッフル」
- ミニマルな美を極めた「シンプル」
- 大胆なスリットで美脚効果もある「ハイスリット」
- ビジューやスパンコールを品よく配置した「スパークル」
- 首元と腕をシースルー素材で上品に覆う「ヌーディ」 など
ドレス選びに迷ったときは、これらのシルエットも参考にしてみてください。
ドレスのトレンド|カラー編
次に、お色直しで着用するカラードレスのトレンドについても見ていきましょう。
「カラードレスの色」のトレンド
- 優しさや愛らしさがあふれる「ピンク」
- 爽やかさや誠実さを表す「ブルー」
- 華やかでエレガントな「レッド」
- ナチュラルな万能カラー「グリーン」
- 高貴で大人っぽい「パープル」
- 清楚な幸福感を印象づける「ベージュ」
- ゴージャス感と美肌効果を持つ「ゴールド」 など
同じカラーでも、彩度や明度によってさまざまな印象を与えます。たとえば同じ「ブルー」でも、淡いブルーと濃いブルーでは全く違う雰囲気になりますよね。
花嫁の好きなカラー、似合う色合いの一着を、丁寧に選びましょう。
大きく変化するトレンド。コロナ禍の影響も大
ウェディングのトレンドは、リアル・ファッションや時世と連動しています。
たとえば、最近よく聞く「サステナビリティ(持続可能性=未来につながる資源活用や仕組みづくり)」という考え方は、ファッション業界だけでなく、ウェディング業界にも浸透しています。
とくに2020年は、コロナウイルス感染症の影響も大きく現れた年です。時世を踏まえた結婚式のあり方は、挙式を控えたカップルにとっても、参列するゲストにとっても、重要なポイントではないでしょうか。
実際に、withコロナとなった2020年の挙式スタイルには、さまざまな変化が見られます。
たとえば、ごく親しい人だけを集めて行う20人未満の「マイクロ・ウェディング」や、三密を避けて広々とひらけた場所で行う「ガーデン・ウェディング」の増加。
また、ビュッフェ形式を中止して配膳形式にしたり、ゲストへ贈るギフトの配布方法を変更したりと、さまざまな感染対策を行うカップル・式場も大多数を占め、この傾向は2021年に入っても続くことが予想されます。
結婚式というハレの日を最高の思い出にするためには、今後もこうした工夫と配慮が必要となりそうです。
以上、ウェディングのトレンドについて解説してきました。自分たちらしいスタイルを優先しつつ、迷ったときはこれらのトレンドも参考にしてみてくださいね。